疾患のデパート(血友病A 先端巨大症 ぜんそく アトピー・・・・)

様々な持病を抱えた社会人♂がいろいろ語ります。

先端巨大症闘病記 入院から手術まで

2017年1月4日~20日入院。そうこうしてる間に年末年始。島根で妻と父母と4人で楽しく過ごし、SMAPや和田アキコが出なかった紅白歌合戦を冷めた目で見てました。嵐ってあんまり好きじゃないんですよね、ファンの方には申し訳ないんですがやっぱり僕はSMAP世代です。中居と慎吾が好きです。相葉君の司会もひどかったですよね。まぁそれはいいや。

年明け2017年1月4日に入院。6日手術。この日の9:00から手術だったんですが直前になるとやっぱりめちゃくちゃ緊張しましたね。「怖い怖い」言いまくってました。何が怖いって尿カテーテルが。あと点滴をされたら意識を失うってのも怖かったし。「死ぬ時っておそらくそんな感じなんだろうな。戻ってこれなかったらどうしよう」とか考えるともう怖い。母と妻と義母(妻の母)が見舞いに来てくれてましたが「怖い」「大丈夫、すぐ終わるよ」とか「待ってるこっちのほうがしんどいんだ、あんたは一瞬で終わるよ」みたいな会話をしてました。このとき、副腎機能低下がもしあると手術中ショックが起こるのでステロイドの点滴と、血友病の注射をしました。

 

【手術開始~全身麻酔

 時は待ってくれません。そうこうしてる間に手術室へ。僕は歩いて行きました。歩けるから。手術室に入るとドラマに出てくるあの感じの部屋の中。中に入るとなぜか小田和正の「ラブストーリーは突然に」が流れてました。全身麻酔との愛のランデブーはごめんですがどうも僕が緊張していたのでそれをほぐすために音楽をかけてくれていたみたいです。

部屋に入ると心電図とかの機械を付けられ、顔には酸素マスク。ここから麻酔は出ません。

点滴から麻酔が入ります。

 「呼吸しててください」と言われ、息を吸ってはいてする。しばらくすると合図があって一度目の点滴が入りました。なんか体がぽーっとあったかい。「次に入る点滴で本格的に眠くなります。10数えててください。数え終わる間に手術は終わってます」と言われました。二度目の点滴が入ったようなんですがこのへんから記憶がありません。

 

【夢の中から術後】

大学の時の友達か後輩か誰かとどっかを旅行している。とても楽しい旅行です。そんな時、ふとその情景が消えました。「なんだよせっかく楽しかったのに、邪魔する奴は誰だよ」目を開けると目の前に脳神経外科の主治医と外科部長、看護師の姿。「●●さん(僕)終わりましたよ!お疲れ様でした」あ、今手術中だった。そんな感じでした。ふと気づくと体は少しだるく、頭の側面が痛い。あと、おしっこにすごく行きたい!思わず「おしっこ行きたい!」と口に出しました。これは尿カテーテルが入っているからです。膀胱を刺激するんだそうです。頭の側面が痛いのは頭を固定するために金属のピンで留めてたからだそうです。そのせいで出血をしたのでホチキスで頭を止めているから痛いんだとか。余計なことをしやがって。

そのことを説明されたあと、手術室からHCU(集中治療室的な部屋。ICUじゃなかったですね)へ運ばれました。「尿カテーテル、いやだったら抜きますか?ご自分でおしっこの量を測れるんでしたら外しますよ」とDr。「外して!やだ!」と子供のように答えました。

HCUに運ばれた後、ベテランのナースが僕の尿カテーテルを外してくれました。尿道に熱湯が通って行ったような痛みが走り、「いでででででで ぐああああああ」と叫びましたがすぐ終わりました。ほんの数秒ですし別に尾を引きません、この痛み。ただうっとうしいのは、そのあともしばらく尿意切迫感が残るんですよ。ちょっとおしっこさせてほしいと言って尿瓶を借りました。最初のおしっこは痛かったですねぇ。尿道から屁が出るんですよ。いやマジで。ビュルルルッといって空気が漏れるんです。これが痛い。さっきほどじゃないけどしみる痛みです。「いてててて」という感じ。この時はあまり出ませんでしたね。この後も数分してからもう一回尿瓶を借りましたが出ませんでした。

 結論から言うと手術は成功したが、大成功ではなかったということですね。僕の下垂体腫瘍はほとんどこそぎ取られましたが内頚動脈?とかいう名前の動脈の近くにもあったのでそこはぎりぎりまで切ったけどあまり無理をすると動脈を傷つけて脳出血になってしまうから無理はできないわけです。ですからぎりぎりまで切って終わったので、わずかに主要細胞が残存しているということでした。この後は薬物療法で維持していくということだそうでした。

 あとこれ以降は血友病の静脈注射を毎日繰り返しでしたね。出血を抑えるためです。

 

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